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東電事故 4/5 注目ニュース

以下、気になる記事を転載。

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原子力大綱の改定中断、推進政策を転換へ

 内閣府原子力委員会(近藤駿介委員長)は5日、東京電力福島第一、第二原子力発電所の事故を受けて、国の原子力利用の長期計画をまとめた「原子力政策大綱」の改定作業を当面の間、中断することを決めた。

 改定作業の中断は極めて異例。大綱で、「地球温暖化対策とエネルギー安定供給に貢献する基幹電源」と位置づける原子力発電の推進政策の大幅な見直しは必至。国のエネルギー政策は大きな転換を迫られることになる。

 東日本大震災後、原子力委が開催されるのは初めてで、事故後の対応を見解として発表した。

 見解では、事故は、国内外で、原子力の安全確保に対する信頼を根本的に揺るがしたとした上で、「緊急になすべきことは、国内外の英知を結集して事故の収束に全力を尽くすこと」と強調した。
(2011年4月5日13時40分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110405-OYT1T00544.htm?from=main1

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福島第1原発:胸中複雑 避難の東電社員家族

2011年4月5日 12時21分 更新:4月5日 12時44分

 東京電力福島第1原子力発電所の事故で避難を余儀なくされた周辺住民の中には、東電やその協力企業に勤める人々の家族も少なくない。中には過酷な原発復旧作業に加わっている東電社員や作業員の家族も。「原発城下町」とも言われた福島県の「浜通り」地方。ここでも重大事故を防ぐことができなかった東電に対する風当たりは強まっており、身をすくめて家族を案じる人がいた。【渡辺暢】

 「震災後、連絡を取れたのは3回だけ。こっちの方が心配なのに、いつも息子の方から『大丈夫か』って言われるんですよ」。福島県浪江町の製材業、佐藤安志さん(69)はそう話す。

 原発事故の影響で、妻の敬子さん(67)と一緒に福島市内の体育館に避難してきた。長男勝志さん(43)は福島第1原発に勤めており、震災発生後は構内の免震重要棟に寝泊まりして復旧作業に携わっているという。

 震災発生当日、勝志さんは連休中だったが、翌日「会社が心配だから行ってくる」と言い残して家を出た。佐藤さんは「大丈夫か」と声をかけたが、勝志さんは「社員証があるから通れっぺ」と答えて車に乗り込んだ。それ以来、まだ顔を見せていない。

 避難所の中では、原発事故をとめることができなかった東電に対する怒りや不満の声も聞こえてくる。敬子さんは「大きな声で『息子は東電社員』とは言いづらいですよね」と漏らす。その傍らで、佐藤さんは「息子は命を懸けて働いてるんだ。早く収束させるのが仕事なんだ」と、敬子さんをなだめた。

 郡山市の避難所では富岡町から来た自営業の男性(70)が、東電社員の長男(42)を案じていた。時折電話をかけてくるが、「何をしているのか」と尋ねても答えてはくれない。

 「かん口令でも敷かれているのか、よほど危険なのか」。親としては不安だけが募る。「息子がただ心配で。俺だって『国策だから』と原発に協力してきたつもりだけれど、間違ってたかな」とつぶやいた。

http://mainichi.jp/select/today/news/20110405k0000e040070000c.html

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「津波想定甘かった」 耐震指針関与 入倉氏が謝罪

2011年4月5日 朝刊

 東日本大震災による大津波で、深刻な事故を引き起こした福島第一原発。その安全性のもとになる国の「耐震設計審査指針」改訂作業の中心となった国の原子力安全耐震設計特別委員長の入倉孝次郎・京都大名誉教授(70)が本紙の取材に応じ、「今回のような津波の予測ができなかった。申し訳なく思っている」と謝罪した。震源近くで福島第一だけ事故が発生したことにも言及。「多重防護システムに弱点があった」と認めた。 (梅田歳晴)

 -今回、原発事故が起きてしまったことをどう考えるか。

 「地震学者の一人として、非常に申し訳なく思う。私たちの津波評価が正しくなかったことは事実。想定以上の大地震が来たことは理由にならない」

 -どこに問題があったのか。

 「震源域には四つの原発があり、東北電力女川原発が一番近い。四つとも原子炉は止まり、基本的には揺れに対しては大丈夫だったが、その後で津波が来た。女川や福島第二はそれに耐えたが、福島第一は多重防護システムに弱点があった」

 -津波は指針に「随伴事象」としか書かれておらず、あいまいだ。

 「指針には『想定以上の地震が来るのは否定できない。リスクを最小にするために努力してほしい』と書いてある。揺れについてはバックチェック(見直し作業)で活断層などを再評価している。しかし、津波に対して不十分だった」

 -東電の津波想定が甘かったと考えるか。

 「津波が(福島第一の対策の)テーブルに乗れば、(最大で)五・七メートル(実際は十四メートル以上)ということは少なくともなかった。地震の専門家からみたら、地震動と津波はセットです。スマトラ沖地震(二〇〇四年、M9・1)の経験を日本でも生かすべきだった。海外を含めて、史上最大はどれくらいかを考えて設計しなくてはいけない」

 -貞観(じょうがん)地震(八六九年)を想定に入れるべきだったのでは。

 「貞観地震まで考えるのは合意ができていた。だが『貞観地震プラス(他の地震の)連動』だと、専門家の意見は分かれたのではないか」

 -連動するのは「想定外」だったと。

 「想定以上のことが起こっても安全なように設計されていないといけない。科学の力が及ばないということは絶対に言ってはいけない。それが原発の『設計思想』のはずだ」

 「何があっても多重防護で大丈夫って言ってきたのが、うそだった。人災だと思う」

 -今回の事故から学ぶべき教訓は。

 「自然の怖さを知って原発を設計することです。自然のせいにしてはいけない。自然では人知を超えたものが起こりうるんです」

●いりくら・こうじろう 京都大名誉教授。愛知工業大客員教授でもある。専門は強震動地震学。2001~03年に京都大防災研究所長、04年に同大副学長を務めた。原発の耐震安全性の評価に関わり、07年に新設された国の耐震安全性評価特別委員会の委員長を務めている。1940年8月生まれ。中国山東省青島市出身。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011040502000041.html

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