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古川 大輔, 山崎 亮 (著, 編集)『森ではたらく!27人の27の仕事』学芸出版社 (2014/5/15)のメモ
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1339-9.htm


【目次】森ではたらく! 27人の27の仕事
森ではたらく人:まちと森をつなぐ仕事
森を写す人|林業家、写真家   足立成亮(out woods)
https://ja-jp.facebook.com/outwoods

森を運ぶ人|材木屋   熊谷有記(山一木材 KITOKURAS)
http://www.yamaichi-mokuzai.com/
http://yuukikumagai.blogspot.jp/


森を挽く人|製材屋   田口房国(山共)
http://www.yamakyo.com/

森で染める人|染織家   鈴木菜々子(ソメヤスズキ)
http://someyasuzuki.com/


森を鳴らす人|カホンプロジェクト代表   山崎正夫(SHARE WOODS)
http://www.share-woods.jp/

森で狩る人|猟師   永吉剛(猪鹿庁)
https://www.facebook.com/inoshikatyo?fref=nf


森を伐る人|林業ベンチャー経営者   久米歩(ソマウッド)
http://soma-wood.jp/

森に棲む人|蜂獲り師、野遊び案内人   熱田安武・尚子(あつたや)

森で迎える人|食堂・喫茶オーナー   東達也(食堂・喫茶 瀞ホテル)

森で採る人|山伏、山菜・キノコ採集者   成瀬正憲(日知舎)
http://hijirisha.jp/


森を届ける人|国産材コーディネーター   川畑理子(greenMom)
http://www.re-forest.com/greenmom/home.html

p140
国産材の内装材として使う時の問題点
1.どこに注文すればいいかわからない。
2.需要(デザイナー)側と供給(材木業界)側の材料の良しあしに対する意識の違い

森で癒す人|森林セラピスト   小野なぎさ(グリーンドック)
p148
森に行きたいと思っているほど仕事が忙しくていけていない。

森で建てる人|建築家   六車誠二(六車工務店)
http://www.ac.auone-net.jp/~rcsw/news.html


森を継ぐ人|山林経営者   緒方万貴(マルマタ林業)
http://marumata-f.com/


森を香らせる人|森林組合職員、樹木精油生産者  田邊大輔・真理恵(下川町森林組合、フプの森)
http://fupunomori.net/


森で作る人|家具職人   大島正幸(木工房ようび)
http://youbi.me/ec/

森で灯す人|林業家(木質バイオマス事業)   松田昇(松田林業)
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no01/life311_02/


森を伝える人|公務員(林業職)   イシカワ晴子(静岡県庁)
森で育てる人|森のようちえん運営者   西村早栄子(智頭町森のようちえんまるたんぼう)
http://marutanbou.org/

森に通う人|週末林業家   堤清香(林業女子会@東京)
森を探る人|大学院生(環境経済学)   井上博成(京都大学大学院)
薪ストーブ0円導入システム

エピローグ:森のこれから
森を興す人|林業再生、地域再生コンサルタント   古川大輔(古川ちいきの総合研究所)

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【本】『竹炭工芸への招待』

またまた林業じゃないけど、山に関わる本。
竹炭も焼いてみたいと読んでみる。

吉田敏八著『竹炭工芸への招待』創森社、2000年出版


読み始めると最初に著者が炭焼きしている場所の紹介があり、それが福島県の都路村(当時)とあったのに驚く。というのは、ご存知この地区はつい最近避難解除になった地区だから。
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避難指示解除半年、帰還進まず 

田村・都路東部 福島第1原発事故の避難指示が4月に解除された田村市都路地区東部(原発20キロ圏)では、住民の帰還が進まない。

 市の8月末の調査によると、自宅に戻った住民は47世帯117人で全体の33.1%。川内村と同様、医療や買い物など生活圏として依存していた双葉郡の大半は避難区域となった。生活基盤が崩れたことが、帰還を阻む大きな理由の一つだ。

 都路町商工会によると、都路地区東部の商店や企業など8事業者のうち、6事業者が営業を再開。ただ、元の場所で再開したのは畳店とペンションの2カ所だけだ。都路地区全体では約9割が事業再開にこぎ着けたが、市中心部の船引地区などで移転再開するケースも多く、地域経済や雇用に影響を与えている。

 市は帰還支援策として、都路地区の2カ所に日用品や食料品を販売する仮設の商業施設を開設した。年内には地区中心部にコンビニも出店する。市は公営住宅整備や、市中心部と都路地区を結ぶ乗り合いタクシーを運行するなど、利便性向上に努めている。

 8月30日にあった市と地区住民の懇談会では、放射線の不安を訴える声のほか、若者定住へ雇用の場の創出や、農林業再開に向けた山林除染を求める声が相次いだ。住民の多くは利便性の高い市中心部にとどまっており、特に子育て世代は帰還には慎重だ。

 都路9区の根内昌美副区長(62)は「時間が経過すればするほど、地域のつながりも薄れる。生活再建など課題はあるが、親睦会など住民が集まる機会を設けて、戻りやすい環境をつくっていくしかない」と話した。
2014年10月02日木曜日


http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141002_61011.html


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自然に依拠した暮らしをしていた人は、今どうしているのか、気になり調べてみると長野の方に移られたようですね。

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【東北を離れて 岐阜で暮らした2年】(5)新たに窯場再起の炎
2013年 3月 9日

避難者交流会に参加した吉田さん一家。「自分一人なら戻りたい。でも子育ての環境をつくっていかないとね」と敏八さんは話した=2月24日、海津市内

 阿武隈山系のなだらかな南向き斜面で、竹炭を焼いて暮らしていた。半世紀以上住み続けた山里を、まさかこんな形で出ることになるとは―。

 福島県田村市の吉田敏八さん(55)は、福島第1原発事故で故郷を離れ、高山市の雇用促進住宅で避難生活を続けてきた。

 窯場を併設した自宅は、田村市東端の都路地区にある。標高500メートル。春は山菜やタケノコが採れ、夏はイワナやヤマメを求めて釣り人が上がってきた。秋はナラやクヌギが色づいた。

 神戸市から13年前に嫁いだ妻の優生さん(44)は夜空を見上げ、「プラネタリウムのよう」と驚いたという。8歳から12歳まで3人の子どもと共に、自然の中で生きてきた。

 もともと、同地区は昭和30年代まで炭焼きが盛んだった。25年前、有機農法の資材にしようと隣接する双葉郡からモウソウチクを仕入れ、竹炭や竹酢液を作った。ブームに乗って一時は15人近い従業員を雇ったこともある。

 ところが、2011年の福島第1原発の事故で、状況は一変する。自宅は原発の23キロ西。3月11日のうちに郡山市に避難し、さらに福井、兵庫、山形と転々として、9月になって高山市にたどり着いた。

 自宅周辺の緊急時避難準備区域は解除され、戻った人たちもいるが、小さな子どものいる世帯はほとんどいない。月に1、2回、帰るたびに思う。

 「見てもらえれば分かるが、風景は何も変わっていない。山は美しいまま。それが、何でここを離れなくちゃいけないのか…」

 福島県内の別の業者が木炭の灰の放射線量を測ったところ、高い値が出た。竹も産地の土壌が汚染されており、厳しい結果が出るはずだ。先月中旬、自宅の敷地は除染してもらったが、山林までは手付かず。再開は、いよいよ難しい。

 1996年に合併するまでは、都路地区は人口3千人足らずの小さな村だった。1万本の竹筒の明かりを並べる「都路灯まつり」など地域おこしの先頭に立ってきた敏八さんにとって、縁を切れるはずもない。

 震災から間もなく2年。来月、吉田さん一家はちょっぴり福島に近い長野県上田市に引っ越し、新たに窯場を設けて再起を図る。

 良質の竹と、煙を出しても迷惑を掛けない場所を求めて、飛騨市や恵那市、遠くは佐渡や岡山まで全国で候補地を探してきた結果だ。見えてきたものは、担い手を失い、急速に衰えている日本の中山間地の農業の姿だった。

 そしてもう一つ。「あらためて分かった。自分の住んでいた所は、本当にいい所だったんだなって」。思いを胸に、都路地区の再生に関わり続けるつもりだ。

=おわり=

http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2011/shinsai/shinsai20130309_1.shtml
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さて、本書では竹炭が注目される前から著者が取り組んできた竹炭作りの悪戦苦闘が紹介されている。

炭焼きは難しいとは聞いているものの、竹もけっこう大変そう。

面白いのは、まわりの人や木の炭焼きやっている人から「そんなことやったらだめになる」みたいなことを言われながらも、それらのアドバイスを鵜呑みにすることなく、自分でいろいろ実験と改良を重ねて、その技術を確立してきた点。やはり自分で確認する作業は大事ですな。

そして行き着いたのが、見た目も美しい燃料用竹炭「華炭」。それで特許もとったそう。
参考⇒http://j-net21.smrj.go.jp/expand/shigen/MTninteiKeikaku/pdf/fukushima080704_01.pdf
特許⇒http://www.patentjp.com/13/L/L105303/DA10001.html

ともあれ、著者の新天地での事業再開が無事進むことをお祈りします。

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【本】『林業男子』

林業づいている最近。続いて『林業男子 いまの森、100年先の森』(山﨑 真由子著、山と渓谷社、2014)を読みました。

http://www.yamakei.co.jp/products/2814310330.html

林業に関わる様々な人が紹介されていて面白かった。いろんな人がいるんですね。

章ごとに紹介されている人を見ていくと、
まず第1章は、 「東京チェンソーズ」。
これは、前の投稿で紹介しましたが、その本が出て以後に東京チェンソーズに「東大卒の林業ガールがやってきた!」そうです。また「年収1100万円からの華麗なる転身」してきた人も紹介されていて、おもしろいのはその人のエピソード。

都市生活かつ大手企業に勤めていた人が、檜原村に住んで気づいたこと。それは田舎生活をしていると支出がえらく少なくて済む(150万円ほどだったそうです)ことに気づいたと書かれている点。そして、相変わらず都市生活している家族がなんとお金を使う生活をしているんだ、と気づいたという点。

初めて知ったのは、ウッドスタート宣言なるもの。こんなこともやっているんですね。
http://mokuikulabo.info/ws/

ちなみに檜原村はこれからおもちゃの村を目指すそうです。
これは、ドイツのザイフェン村をモデルに考えたようです。
⇒関連HP:http://www.seiffen.jp/seiffen


第2章では、林業コンサルタント、古川大輔氏らが紹介されている。
古川氏は、古川ちいきの総合研究所という会社を経営し、林業コンサルとして日本中を飛び回っているという。

古川ちいきの総合研究所http://chiikino.jp/blog/
古川大輔氏個人ブログhttp://daisukefurukawa.blog18.fc2.com/

その古川氏がかかわったという高野山の山づくりプロジェクトも興味深い。
共利群生という空海の思想を理念に掲げた山づくりをしていくとして、高野霊木というプロジェクトをやっている。
高野霊木HP⇒http://chiikino.jp/koyareiboku/index.html

またその古川氏と一緒に仕事をしている岩井有加氏もなかなかアグレッシブっぽい。彼女が林業女子の生みの親っぽいのだ。
岩井氏ブログhttp://yukaiwai.jugem.jp/

林業女子のフリーペーパーfghttp://fg-kyoto.jugem.jp/

その他に紹介されているのが、面白い取り組みをしている彦根市の材木屋さん。
丸松木材http://marumatsu-mokuzai.co.jp/

あと本に出てくる数々の会社等をランダムに紹介。
サウスウッド:耐火木造を採用した大型商業建築 
http://southwood-ytmirai.com/about/

トビムシ:森林にかかわるコンサルティングをしている会社
http://www.tobimushi.co.jp/

青豆ハウス:内装をDIYできる都会の木造共同住宅
http://www.aomame.jp/summary/


第5章では、割りばし、宮大工、林道作りに関わる人々が紹介されている。

ワリバシカンパニー:国産材の端材で作る安心の割り箸会社
http://warebashi.com/

匠弘堂:京都の社寺建築にかかわる宮大工集団の会社。HPで宮大工の教えを公開した冊子をダウンロードできます。
http://www.kyoto-shokodo.jp/

清光林業:道づくりのパイオニア
※農水省にある道づくりを紹介したPDF:http://www.mlit.go.jp/common/000118400.pdf

ちらっと見たけど、これよりも福井の鋸谷さんの道づくりの方が、早くて安くていいような気がする。

関連HP:http://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/20100919/1.html
http://www.shimz.co.jp/mokkou/topics/2013/22.html

西粟倉も紹介されていますが、ここは前に取り上げたので割愛。

こちらの本も面白かったですね。

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どこで見たのか、東京チェンソーズという若者だけで始めた林業会社があると知り、さっそくその本を読んでみました。

本の名前は『今日も森にいます。東京チェンソーズ』(青木亮輔/著 徳間書店取材班/著 ,2011)。



映画『WOOD JOB!』(http://www.woodjob.jp/)の原作である『神去りなあなあ日常』(三浦しをん著)を出している徳間書店から出ている本です。

『WOOD JOB!』


『神去りなあなあ日常』


本書では代表の青木氏の個人ドキュメントを軸に東京チェンソーズ立ち上げの経緯やそこに集まってきた人たちのことが書かれている。

どんな人がやっているのかがよくわかり、面白い。
けっこう林業を仕事にしたいという人がいるんだな、と改めて思う。しかも東京で林業の仕事ができるなんて、いろんな展開が考えられていいだろうな。

ホームページも良くできていて、こんなホームページ持っている林業会社はないのでは?
http://www.tokyo-chainsaws.jp/

林業初心者の入り口としては面白いかもです。
あとyoutubeに関連道があったので、それも貼っておこう。









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田中淳夫『森林からのニッポン再生』2007年出版

p126-127
林業関係者がいう林業不振の以下の理由は嘘だ。
「安い外材に押されたこと」「日本の山は急峻だからコストがかかること」

実際は、国産材の方が安い
例)2000年初めの底値の時、杉材1㎥4000円をきることもあった。 ※外材はデータなし。



【本当の問題】p128-135
1.加工代=乾燥材になっていない(乾燥材の割合は2割)
2.輸送のコスト
3.ユーザーの求める商品を生産していない(柱と梁ばかり生産している)
4.材料の安定供給ができていない
5.木の利用度が低い(一本の木のうち材にするのは30%ほど)p117

※データの出典がないので、確認できない。

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