昨日から今日にかけても新たな事態になりました。
今日流れたニュースで重要だと思われるものを以下に整理します。
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原発安定「最低1カ月」2011年3月25日8時55分
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徐々に管理体制を取り戻しつつあるが、それでも
1~3号機の原子炉は、冷却水の温度が100度を下回る冷温停止になるまで、早くても1カ月はかかりそうだ。複数の東電関係者らが朝日新聞の取材にそんな見方を示した。
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http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103240503.html◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
インタビュー:原子力政策見直しをゼロベースで検討=官房長官
2011年 03月 25日 06:22 JST
[東京 24日 ロイター] 枝野幸男官房長官は24日、ロイターとのインタビューに応じ、東日本大震災を受けた東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の福島第1原子力発電所の事故について「相当な緊張感を持って事態にあたらなければいけない局面が続いている」とし、なお予断を許さない状況が続いているとの認識を示した。
その上で、原子炉や使用済み核燃料プールの安定的な冷却が可能になった段階で「初めて問題が終息に向かいつつあるといえる」と指摘。事故を受け、原発に対する国民の信頼が「大きく変化している」なかで、原子力政策について「ゼロベースで検討しなければならない」と見直しの可能性にも言及した。
http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPJAPAN-20240220110324?sp=true
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レベル6以上と海外専門家 スリーマイル超す事故 【ワシントン共同】福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は国際的な評価尺度で「レベル5」の事故とする暫定評価結果を発表した。だが、周辺への影響は同レベルの評価を受けた米スリーマイルアイランド原発事故を既に上回っており「最終的にレベル6以上になるのは確実」との見方が海外の専門家に広がっている。
レベル5は、0から7までの8段階の尺度のうち上から3番目。「発電所外へのリスクを伴う事故」を意味する。
スリーマイル事故では、半径80キロ圏内に住む人が受けた放射線量は平均10マイクロシーベルトとされ、一般人の年間被ばく限度、千マイクロシーベルトの100分の1。健康に与えた影響は小さかった。
一方、福島では、周辺の水や食物などから国の基準を上回る放射性物質が検出されていることから、外部に漏れた量はスリーマイル事故を大きく上回るとみられる。事故後3~4日の間に放出されたセシウム137の量は、レベル7の評価を受けた旧ソ連チェルノブイリ原発事故後10日間の量の20~50%に相当するとの試算もある。
このため、
フランス原子力安全局のラコスト局長は「レベル6の事故であることは明らか」と強調。米シンクタンクの科学国際安全保障研究所(ISIS)はレベル7に達する可能性もあるとした。 チェルノブイリ事故の人や環境への影響を調べたロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士は「福島事故はチェルノブイリ以上に深刻な事故になる恐れがある」と指摘。その理由として、燃料がチェルノブイリよりも多いことや、毒性の強いプルトニウムを含んだ燃料を使った原子炉があることを挙げている。
2011/03/25 17:31 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032501000691.html◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
1日で年間被ばく線量超を計測 福島原発から北西30キロ 文部科学省は25日、東京電力福島第1原発から約30キロ北西の地点で、約24時間の積算放射線量を調査し、一般人の年間被ばく線量限度1ミリシーベルト(=千マイクロシーベルト)を超える1・4ミリシーベルトを計測したと発表した。
文科省は23~24日、原発から約25~30キロの福島県内6地点で測定。このうち同県南相馬市と飯館村の境界付近で1・4ミリシーベルトを計測し、ほか5カ所でも0・10~0・86ミリシーベルトを計測した。
また同県内の池や土壌、雨水の放射性物質を調査、原発から約40キロ北西の池で19~22日に採取した水1キログラム当たりでヨウ素を1330~2450ベクレル、セシウムを172~940ベクレル検出した。
国の摂取制限基準は水1キログラム当たりヨウ素300ベクレル、セシウム200ベクレル。周辺では土壌や雑草でも放射性物質が検出されており、文科省は「農産物や動植物への影響が懸念される」とした。
2011/03/25 13:35 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032501000475.html◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
被曝現場水たまり、通常の冷却水の1万倍濃度の放射能2011年3月25日12時11分
東京電力は25日未明、福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)の3号機タービン建屋内で、被曝(ひばく)した作業員3人がふれた水たまりを調べ、通常の原子炉内の冷却水より約1万倍強い放射能を検出したと発表した。原子炉か核燃料貯蔵プールにある燃料が壊れて漏れ出た放射性物質が原因と推定している。経済産業省原子力安全・保安院は、東電に作業員の放射線管理を見直すよう指示した。
東電や保安院によると24日、3号機のタービン建屋地下1階で、深さ約15センチの水たまりにつかりながら作業をしていた3人の作業員が被曝した。東電が事故後、この水を調べたところ、1立方センチメートルあたり390万ベクレル(放射能の単位)が検出された。
原子炉を通る冷却水は通常でも放射能をおびるが、強さは1立方センチメートルあたり数百ベクレルほどだという。水からは放射性物質コバルト60やヨウ素131のほか、セシウム137などが検出された。普段の原子炉内の水では、ほとんど検出されない元素だ。
東電の担当者は「セシウムは破損した燃料棒から出てきたものと考えられる」という。第一原発1~3号機の原子炉やプールの燃料は11日の地震後、一部が破損したと推定されている。東電は水がどこから来たか調べる。
屋外からの使用済み核燃料プールへの放水や海水の原子炉炉内への注入などで漏れ出た水などの可能性もある。
東電によると、23日午後5時に同じ現場で作業した作業員の被曝量は0.5ミリシーベルトと低く、水も水たまり程度だった。そのため、作業員が放射線量の低い場所だと思い込み、線量計の警報が鳴っても誤作動と思って40~50分間作業を続けて被曝したという。
保安規定に基づく内規では、現場の放射線量を測定して指示する放射線管理員が同行する。しかし今回は同行していなかった。東電福島事務所の担当者は、会見で「通常とは違う状況なので、管理員の被曝を避ける判断が入ったのかもしれない」と説明した。保安院はこうした経緯を問題視している。
東電本店は25日、作業前の放射線量把握や警報が鳴ったり、ぬれたりしたときには退避することを徹底するよう現場に指示した。
現在、海水や水道水、野菜などからセシウムが見つかっているが、放射能の強さは、今回見つかった水に比べればごく弱い。福島第一原発から水素爆発や蒸気放出などで漏れ、空中を漂っていたものが落下したと考えられ、今回見つかった水とは原因が違うとみられる。
東電の担当者は、今回の水に含まれる高濃度の放射性物質が、ただちに屋外に出る恐れは少ないとしているが、復旧作業に影響しそうだ。
今後、この水にウランやプルトニウムが含まれていないかどうかも調べるという。
http://www.asahi.com/national/update/0325/TKY201103250091.html[0回]
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