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飯田哲也さん(NPO環境エネルギー政策研究所)が
「「無計画停電」から「戦略的エネルギーシフト」へ」
という文章を3/23に発表したのに続き、
河野太郎議員が自身のブログで「計画停電でいいのか」という記事を書いています。
※「「無計画停電」から「戦略的エネルギーシフト」へ」
http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_Strategy110323.pdf
※河野太郎「計画停電でいいのか」
http://www.taro.org/2011/03/post-962.php


いずれの記事も東電が大口顧客と結んでいる需給調整契約について言及しています。
需給調整契約というのは、河野氏によれば「契約者は、電力需要が逼迫した時に、電力利用を削減する義務を負う代わりに、割引料金が適用される。」という契約らしいです。

河野議員は、そもそもそういう契約を結んでいるのだから計画停電をする前に需給調整契約に基づいた供給抑制をすべきだと言っています。

至極当然ですね。こんな契約しているんだったらこっち使うべきですよね。やっぱり東電は相当パニックになっているのでしょうね。

一方、飯田さんの方は、ここ数日新聞紙面等で騒がれている夏場に電気が足りないなんてことも、一般家庭の節電と需給調整契約の活用で十分乗り切れるという見通しを出しています。

また中長期的に見ても2050年には節電と自然エネルギーで前電力を自給するという目標を立てれば、原発を段階的に廃止していっても十分に電気をまかなえると書いています。

昨日のネット番組でも飯田さんが言ってましたが、
節電と自然エネルギーで電力を100%自給するというプランは、
技術的、経済的にはまったく問題ないけれども、
ただ現在のエネルギー政策と電力会社の独占体制が問題だそうです。

この機会に現在の体制を刷新して世界でまだ実現されていないことに挑戦するほうが面白そうな気がします。

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