行政から指定された避難所ではない避難所=自主避難所での出来事を書いた本。
自主避難所がどういうふうに自主運営されていたかがわかる。
p25
「地震発生から約31時間。やっと初めての食料が届いた」←消防の人がまわってきて、持ってきてくれた。
p28-29
3日目の夜に会議。⇒役割分担を決める。
班長=明友館の職員、食料調達係、災害復旧係、料理長、反著、副班長
p32-33
避難所での唯一のルール=「ウンコをしたら、水を流す」
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「震災から二日目に、・・・水が出ないとトイレが流れないんですよ。だから、みんなウンコの上にウンコをして、トイレットペーパーを使ってもそのまま便器に捨ててるんですよ。それがどんどん溜まっていて。・・・それで、外にはいっぱい泥水が溜まっていたんで、じょうろで汲んできて、トイレを流してみたんです。そしたら、流れたんですよ」
p42
「約半月ほどは男たちによる」瓦礫のなかからの食料調達は続いた」
p58
「震災から七日目の3月17日、それまで不通となっていたドコモの携帯電話が通じるようになったのだ。ソフトバンクとauは、震災直後から時間帯によってはつながったのだが、石巻ではドコモの復旧が遅れていた」
p80
「これが貰えるならあれも欲しいという物欲が湧いて、何が必要な物で、どこからが贅沢品になるのか、というライン引きが難しいんです」
p92
「巨大ボランティアが常駐しているところは、オレたちが入るすきがないんですよ。なんでかっていうと、それが奴らの縄張りだから」
「その避難所に500人いたとすると、そこのボランティアの奴は、500人分集まってないと渡せないってバカなことを言うんですよ」
【本書関連リンク】
石巻明友館HP:
http://www.meiyukan.com/大原俊弘氏の支援活動報告大原氏のブログ:
http://blogs.yahoo.co.jp/toshihiro_ohara/66069129.html宮城県石巻市を訪問!/ふなひまの体験レポート
http://myfuna.net/reg/press/navi/2011/04/28103423.htmlhttp://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4087206262/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392目次
第1章 自主避難所「明友館」誕生
第2章 「役割」を果たす避難民
第3章 リーダー・千葉恵弘
第4章 支援する避難所
第5章 奇跡の避難所
第6章 明友館に集う人々
第7章 これからの明友館
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