仮設入居4年に延長 厚労省検討公営住宅整備遅れ 厚生労働省は25日までに、東日本大震災の仮設住宅について、現在は2013年度末までの3年間となっている入居期間を延長し、14年度末までの4年間とする方向で検討に入った。
被災者が仮設住宅を出た後の住居となる災害公営住宅は、東北の被災3県でこれまでに完成したのは大船渡市と相馬市の計56戸にとどまり、整備が遅れているため。延長対象の仮設住宅は、民間から借り上げている「みなし仮設住宅」も含めると、愛媛県を除く46都道府県の計約11万9千戸で、計約30万人が暮らしている。
国土交通省や各自治体によると、災害公営住宅の建設は岩手県約5600戸、宮城県約1万5700戸、福島県約2800戸が計画されている。うち建設用地を確保できたのは岩手県約2400戸(着工済み約460戸)、宮城県約4900戸(同約1240戸)、福島県約1600戸(同約850戸)にとどまる。
厚労省によると、仮設住宅の入居期間は原則2年間。しかし11年5月に政令を改正し、必要があれば1年間の延長ができ、さらに1年ごとに再延長できるようにした。厚労省は昨年4月、東日本大震災の仮設住宅の入居期間を12年度末までの2年間から、13年度末までの3年間に延長することを決めていた。
2013年02月26日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130226t73021.htm「健康状態悪くなった」4割 仮設住民100人調査 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の仮設住宅に住む被災者100人を対象に共同通信が実施した調査で、約4割が「健康状態が悪くなった」と回答、被災地に対する世間の関心が薄れていると感じる被災者は半数を超えた。間もなく震災から2年となる中、長引く仮設住宅生活が心身の負担になり、焦りを感じる被災者の姿が浮き彫りになった。
仮設住宅を出た後の住居について、71人が「めどはない」と回答。68人が「震災前に住んでいた地域」での居住を希望している。災害公営住宅の建設や高台移転に時間がかかり、いまだに将来像を描けない被災者が多いことがうかがえる。
2013/02/24 23:32 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013022401001610.html復興住宅まだ56戸 15年春でも45%が未完成朝日新聞デジタル 2月25日(月)9時2分配信
復興住宅の整備状況
【中村信義、野津彩子】東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、被災者が仮設住宅を出てから住む復興住宅(災害公営住宅)が56戸しかできておらず、2014年度末でも建設予定の55%にあたる約1万3千戸しか完成しない見通しであることが分かった。仮設に住む被災者の大半は14年度までしか入居できず、国は現在3年間となっている仮設住宅の入居期限を1年間、延長する方針を固めた。
用地確保が進まないのが最大の要因。今もプレハブ仮設で約11万人が暮らしており、被災者の厳しい生活が長引くことになる。
国や自治体によると、復興住宅は3県で約2万4千戸が計画され、岩手11市町村で5639戸、宮城21市町で1万5767戸、福島11市町村で2868戸が予定されている。
朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130225-00000011-asahi-soci宮城・石巻3地区の集団移転了承 復興整備協議会 石巻、名取、南三陸3市町の復興整備協議会が25日、県庁であり、石巻市内3地区の集団移転事業などを盛り込んだ各市町の復興整備計画を了承した。近く公表され、正式に決定する。
石巻市内では祝田、河北、間垣3地区に計431戸1161人が集団移転する。河北地区の計画は旧河北、旧雄勝、旧北上町など計35地区の住民の意向を踏まえ、事業を進める。事業期間は祝田、間垣両地区は2014年度まで、河北地区は16年度までを予定。同市で集団移転が決まったのは46地区となった。
名取市下増田地区の集団移転は当初見込んだ被災2地区からの移転を変更し、4地区に増やした。宅地を造成する用地を拡大するため、農地の宅地化を可能とした。
南三陸町の協議会では寄木・韮の浜地区の集団移転に伴い、森林地域を2.4ヘクタール減らす変更などが確認された。
2013年02月26日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130226t11023.htm[0回]
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