忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

本日は晴天なり。

というわけで、今日もモクモクは大入り。
朝ごはんを食べるためにレストランに向かう途中、宿泊客が車を泊めている駐車場を通るのですが、その車のナンバーをざっと見ると東京や埼玉のナンバーもありました。遠くからも来ていますね。

さて、本日の現場は昨日に引き続き体験教室。
今日も予約がいっぱいで朝から現場はフル回転って感じでした。

今日は午前中、Jenesys programmeというプログラムで日本に来ているタイ人の人たち30人くらいもパンづくりを体験していきました。
※Jenesys programme:http://sv2.jice.org/jenesys/

具体的にぼくがしたのは掃き掃除、各テーブルに配る布巾(洗濯したもの)の折りたたみ、イチゴ大福のためのイチゴの準備(人数に合わせてボールに分ける)、同じくイチゴ大福で使うお湯の計量(90g、160g、220g)、講座の間の片付け、台拭き、次の講座の準備、洗い物などでした。

今日は昨日のような体験教室のサポートはなく、ひたすら裏方でした。昨日とはスタッフの面子も違い、休みの人の替わりにいつもデザインをやっている人とかデスクワークワークやっている人も現場に来てました。忙しい時は他部署の人もこうして駆り出されるそうです。

今日の体験教室のメニューは昨日と同じでイチゴ大福、パン、豚まん、ソーセージでした。↓以下の写真はスタッフの人が見本として作ったものです。




あと↓これはモクモクの園内の道端にある水でお絵描きしようコーナー。子どもはこういうものでも存分に楽しんでますね。絵の具もいらなくてなかなかいい遊びだなと思いました。


快晴だったもの夕方から雨が降り出しました。

明日は5時おきでジャージー牧場です。

拍手[0回]

PR
俳優の石田いっせいが、原発について書いています。

中学時代に伊方原発のテスト反対のために現地に行ったことがあるそうで、その時に実際にあったこと(警察等からの暴行)など、自分の経験の紹介も含めて書かれており、とても興味深いです。ぜひご一読ください。

石田いっせいブログ:「2011-03-04 今だからみんなで考えたいこと。」

http://ameblo.jp/isseiishida/entry-10819818986.html

拍手[0回]

[TPP]TPP関連ニュース

新聞赤旗からの転載です。

TPPが成立したらこれらのアメリカの要求を呑むことになるのでしょう。

--------------------------------
2011年3月5日(土)「しんぶん赤旗」
米が対日要求70項目
残留農薬・食品添加物の基準緩めよ
金融・保険・郵便 米企業参入もっと
日米経済調和対話で初会合

 外務省と米通商代表部は2月28日~4日東京で、「日米経済調和対話」事務レベル会合(課長級)を行い、経済問題で双方の要望を交換しました。米側は、残留農薬の基準、新薬承認手続き、企業買収など多岐にわたる規制緩和を日本側に迫りました。いずれも米国大企業の利益を図る要求です。双方の発表によると、環太平洋連携協定(TPP)は議題になりませんでしたが、菅直人首相が唱える「開国」で米国が対日要求をエスカレートさせています。

 在日米大使館の発表によると、対日要求は、情報通信技術、知的財産権、郵政、保険、農業関連課題、医薬品・医療機器など10分野にわたる約70項目。

 
農業関連で米国は、日本の安全基準が厳しすぎるとの立場から、残留農薬やポストハーベスト(収穫後に使用する農薬)の基準など「未解決の農薬関連問題への対処」を求めました。農薬や食品添加物の基準で「国際的基準を参照すべきだ」として、日本独自の基準を認めない考えを示しました


 医薬品・医療機器では、最も多い20項目以上の要求を盛り込み、日本に活発な売り込みを図る米医療・製薬大企業の主張を並べました。新薬の審査にあたって他国の治験データの利用を認めるなど、医薬品の承認手続きの迅速化を迫りました。

 「対日M&A(企業の買収・合併)を阻害している可能性のある法律、規制、税制上の要件の見直し」を盛り込みました。官庁が政策を決定する際の意見公募手続きを「外国の利害関係者」に開放することも求めました。

 また、「日本郵政グループの競争上の優位性を完全に撤廃」することを求めて、郵政事業の公共性を否定。金融、保険、国際郵便で米国などの民間企業に市場参入の機会を増やすよう迫りました。

 日米経済調和対話は、昨年11月、菅首相とオバマ大統領の首脳会談で立ち上げが決まりました。今回が初会合。今年中に2~3回会合を開き、結果をまとめることにしています。

 この対話は、2001~09年にかけて行われた日米経済対話、規制改革・競争政策イニシアチブを実質的に引き継ぎました。同イニシアチブのもとで、両国政府は要望書を交換。米側は郵政民営化や医療への市場原理導入など「構造改革」路線の実行を日本に迫りました。
兵器も買え

 米通商代表部が昨年まとめた2010年外国貿易障壁報告書は、軍需についても、対日要求を盛り込んでいます。

 報告書は航空宇宙産業に関して、「米国企業はしばしば日本に国防装備を提供する契約を勝ち取ってきた。外国からの年間国防調達の90%以上が米国からである」と成果を誇る一方、次のように注文をつけています。

 「防衛省は国内の防衛産業を支援するため、国内生産あるいは米国技術のライセンス生産を全般に優遇している」

 日本のGPS(全地球測位システム)整備についても、「米国企業が主要な部分を供給する機会を持てるよう期待する」として、米国防総省が運用するGPSとの一体化を狙っています。

米が対日要求70項目/残留農薬・食品添加物の基準緩めよ/金融・保険・郵便 米企業参入もっと/日米経済調和対話で初会合 - しんぶん赤旗

----------------------
アメリカ大使館 日米経済調和対話の文書は以下から。
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-20110304-70.html

拍手[0回]

どもども。

今朝も冷え込みましたが、雪はありませんでした。
すばらしい快晴で、日中はぽかぽか陽気。
絶好の運動会日和でした。

本日は土曜日ということで、朝は9時から全体朝礼があり、
その後、今日の現場が言い渡されました。

今日のぼくの現場は手づくり体験C館。モクモクにはものづくり体験ができる建物がA~Cの3館あり、敷地内に点在しています。これまでは比較的お客さんが少ない時期だったこともあり、C館だけもしくはたまにB、C館でやるというふうだったのですが、今日は3館すべてを開けなければ対応できないほどの予約が入っていたようです。

ここが今日の現場でした↓。


内部にはパン焼釜や蒸かし場、醗酵室などがあります。


今日の体験教室は、豚まんやいちご大福、パン、ソーセージなどが午前と午後あわせて10回行われました。


参加者は子ども会などの団体客や家族連れが多く、なかには若い女性グループなどもいます。男性だけのお客はほとんど見ませんね。


ここの現場は20代半ば前後と思われる女性ばかり。彼女らが準備や片付けとともに講師役をこなしています。


現場についてからまずはイチゴ大福で使うイチゴの大きさの選別作業をして、それから豚まんづくり教室のサポート。講師役の人のわきに立って雑用をこなします。講師役の人も見本として作るので、ぼくはその見本づくりを多少やらせてもらいました。

豚まんづくりは初めて。なるほど意外と簡単にできるのだなと感心しました。

できたのがこれ↓。蒸かす前は野球ボールよりやや小さいくらいだったのに、蒸かすとけっこう大きくなります。


教室と教室の間の時間は机の片付けや清掃でばたばたして、お昼は13時過ぎ。今日のお昼はこれ↓でした。


園内の一角では今日はモクモクの会員さんが参加しての運動会が行われました。今回で第4回目だそうで、今日の参加者数は約60家族で総勢約250人とか。これだけ集まるのもすごいですね。





昼食後、戻ってからはふかした豚まんを取りにきたお客さんに渡し、その後はひたすら教室で使っている道具の洗浄など。洗って使いまわさないと足りない道具もあり、裏ではバタバタ。そんなことしているうちにあっと言う間に夕方になってしまいました。

聞くとこれから冬までは毎週末がこんな忙しさになるそうです。ちなみに今日は地元のテレビ局も取材に来てました。

さて、初めて作った豚まんですが、どんな味がするのかなぁと楽しみにしていたら結局食べられず・・・。

しょうがないので、モクモクの店で売っている蒸かしたての豚まんで気を取り直そうと思ったら仕事からあがったときには既に閉店。

温泉も大入り満員ですぐには入れず。


結局、晩飯を食べてから少しのんびりして温泉に入ってきました。

さてさて明日はどこの現場になることやら。



拍手[0回]

いやいや、今朝もまた冷えました。
今も冷えています。

朝起きて部屋の窓から外を見たらまたもや雪化粧。
寒いわけです。



今日は9時仕事開始なのでそれまでのんびりしてから事務所へ。

今日の現場は通販部門。
モクモクはネット販売のほか会員さん向けには季節ごとのカタログを送っています。そうしたネットやカタログを見て入ってきた注文データをこの部門が整理して、物流部門に流します。

なので通販部門は基本的にデスクワーク。電話の応対やデータ入力、カタログの製作などが具体的な仕事のようでした。

ぼくに回ってきた仕事はデータ入力の仕事。モクモクに来て初めてのデスクワークです。具体的にはFAXで入ってきた注文をパソコンの中に入力していきます。ここでミスすると大変なことになるのでけっこう神経を使う仕事でした。

デスクワークは会社勤めをしていたときにやっていたので、なんだか懐かしい気分にひたってしまいました。入力したデータをいちいちチェックするのもよくやっていました。

数年ぶりに目を酷使する神経質な仕事をしたせいか、これまでのどの現場よりも疲れた感がありました。

そんなわけで今日は現場の写真はなし。

お昼ごはんと晩御飯だけ紹介しましょう。

お昼(これで500円ぶん)↓


晩御飯↓


明日はまた週末なのでファーム内のどこかが仕事現場になります。

拍手[0回]

もくもく20日目 豆腐工房

久しぶりに冷えるナァと思って目覚めた今朝。
外にはうっすらと雪が積もっていました。

今日の現場は豆腐工房ということで、今朝は5時半過ぎに起き、暗い中自転車をこいで6時には工房へ。

既に豆腐作りの作業は始まっていました。防水の白いエプロンをつけ、使い捨ての薄い紙製の帽子をかぶり、白い長靴をはいて工房内へ。

豆腐作り2年目という社員の人が豆腐作りの行程と自分の仕事についてまずは説明くれました。

豆腐作りの行程
1.昨日から水に浸けていた大豆(地元の大豆2種)を水ですすぐ。
2.豆を豆摺り機に豆乳。このときに消泡剤を少量豆乳。消泡剤を入れ忘れると次の摺った豆を炊く時に泡で容器の蓋が飛んでいってしまうので要注意。
3.豆摺りから豆乳を取り出すまでの行程は機械でやる。人間は機械の補助。機械(電動小型石臼)が摺った豆は煮釜に流れ込むので、その釜でしばらく炊く。このときの水の加減が重要。
4.炊き上がったら5分ほど蒸らし、その後、豆のあくをとるため蒸気で30秒ほど釜内部を攪拌(?)する。
5.釜から絞り機に炊いた豆乳を移動させる(機械の力で)。
6.絞り機から豆腐用の豆乳とおからが分離して出てくる。
7.木綿豆腐なら豆乳を65度、ざる豆腐なら75度などまで冷まして、それぞれにちょうどよい量のにがりを加える。にがりの濃度で固まり方が違うので要注意。
8.できた豆腐は水に浸け冷やす=細菌の繁殖を抑えるため。
9.水槽の中で豆腐をカットし、パックに入れる。
10.パック詰めした豆腐を機械を使って封をする。
11.シールを貼ってさらに店頭の水槽に浸ける。

というのが、おおよその全体の流れで、ぼくは豆のすすぎや機械への豆の豆乳、封入作業やおからの袋詰めなどをしました。

モクモクの豆腐は豆乳濃度が15度(通常12~13度)と濃く、ざる豆腐などはほとんどデザートとして食べられるような豆腐になっています。聞くと高濃度の豆腐は水加減等が難しいとか。あと豆の種類によっても甘みや味がだいぶ違うそうです。

豆腐作りは初めてでしたが、こうして全体像が見える現場はなかなか面白いですね。今日はだいたい200丁ほどの豆腐を午前中のうちに作り、昼には作業終了でした。

豆腐工房と店頭に並んだ豆腐たち↓








お昼は社員食堂でカレーを食べたのでした。


明日は通販部門です。





拍手[0回]

本日は休園日ということでモクモクで車を借りておでかけ。

県内にあるモクモクのレストランを見に行きました。
県下には4店舗モクモク関係のレストランやパン屋があるのですが、今日はそのうちの2店舗を見に行きました。

一つは松阪牛で有名な松阪市のベルファームという農業公園内にあるレストラン。もう一つは県庁所在地の津市にあるレストランを見に行ったのです。
※ベルファームHP:http://www.bellfarm.jp/

伊賀周辺は雨がぱらつく曇り空だったのですが、津や松阪はすっきりとした快晴。ぽかぽか陽気にやや眠くなりながらも片道1時間半ほどかけて、まずは松阪に行きました。

松阪のベルファームは水曜日は定休日ということでレストランも見ることができなかったのですが、どういうところにあるのかがわかってそれだけでも収穫でした。市街地からは車で10分足らず、高速からはもっと近いというところにあるのですが、ここは年々来園者数も増え、レストランも好調だとか。

せっかく松阪まで来たので街中もちょっと見学。
知らなかったのが本居宣長の出身地が松阪だったこと。本居宣長の記念館などがありました。眠くて見ませんでしたが。

それから三井財閥の発祥の地でもあるとは知りませんでした。

さらには松浦武四郎も現松阪市(合併前の三雲町)出身というのも初めて知りました。

松浦武四郎はあちこち行った人ということで、関心があったのでこちらの記念館には行ってみました。ちなみに道路端の看板には「北海道の名付け親 松浦武四郎記念館」とありました。
※松浦武四郎記念館HP:http://www.city.matsusaka.mie.jp/bunka/shisetsu/take_mu/take_kinenkan.html

記念館は↓こんな感じ。


中に入るとアイヌの服なども展示されていました。


ちなみに今、思い出しましたが、武四郎祭りというのが先日あってそれを夕方のニュースで見てました。
http://tutitokaze.blog.shinobi.jp/hoge/NewEntry/
展示を見て知りましたが、本当に日本全国あちこちを歩き回っています。で、解説によると初期の諸国漫遊には特に目的はなく、ただあちこちを見たくて歩き回っていただけだとか。もちろん旅をするにもおカネが必要なので、そのおカネは旅先で子どものころ身につけた篆刻をして稼いだり、なにがしの講義をしたりして稼いでいたそうです。

今で言う北海道にも行っており、そこで見聞きしたことを本にまとめています。そこで松浦が見たことの中には、日本人(シャモ)によるアイヌに対する差別的な扱いもありました。そこで松浦は時の政府(というか役所の上司?)に不当な制度等をやめるように進言もしたそうです。

記念館ではこういうようなパンフ等も配布していました。


これらのパンフの中に「松阪市人権問題についての市民意識調査結果 概要版」というのもありまして、ちらちらっと眺めると・・・いやぁ、驚きました。

この中で結婚差別について聞いた設問の回答結果が紹介されているのですが、結婚の際の身元調査で“「同和地区の人であるかどうか」を調べる必要があるか”という問いに対し、「調べるのは当然だ」とした人が10%、「感じはよくないが必要だ」という人が32.2%、「調べるべきではない」が49.2%、残りは無回答という結果。

「感じはよくないが必要だ」と答えた人が一番感じ悪いような気がするのですが…。

もっとも回答者の年齢層や性別等がどうなっているのか記載されていないので、若い人から年寄りまでがみんなこういう傾向にあるのかはわかりませんが、いずれにしてもまだまだ差別意識は根強いですね。

さて、話は戻ってモクモクのレストラン。
津のレストランの方は営業していました。

行ってみるとびっくり。こういう↓マンションが立ち並ぶ中にありました。


YAMANOTE TERRACEという小型の複合商業施設が集まった一角にありました。立地と名前からしてちょっとハイソ系、セレブ系狙いが一目瞭然ですね。

YAMANOTE TERRACE HP:http://re.sanco.co.jp/yamanote/index.html#

店の外観はこんな感じ↓。奈良から移築した古民家です。


ここもモクモクらしいデザインになっています。内部はこんな感じ。






料理は野菜料理が多くてなかなかよろしいです。
が、モクモクでの豪華な朝食に慣れてしまっているのであまりありがたみを感じなかったのが自分でも驚きでしたね。デザートが充実していた点は違いましたね。

農場レストラン風に吹かれて:http://www.moku-moku.com/tyokueinew/tu.html


昼は大人(中学生~49歳)だと1800円。これがちと厳しいですね。何か特別な日でなければ出せません。しかし、今日昼過ぎの14時前くらいに行ったのですが、半分くらい埋まっていた。それなりにニーズはあるみたいです。

さて、明日はお待ちカネの豆腐です。

拍手[0回]

モラトリアム・カミノセキ

祝島関連で面白い話がたくさん聞けます。

拍手[0回]

もくもく18日目 倉庫作業

本日も雨。

けれど今日は倉庫作業のため雨も関係なし。
今日の現場は物流部門ということで社屋に隣接する倉庫内での作業でした。

具体的には、モクモクのものづくり部門から出来上がってきた商品にシールを貼る作業でした。
ひたすらシールを貼り続ける。それだけでした。同じような作業をしている人は倉庫内に10人ほどおり、モクモクとそれぞれの仕事をこなしています。

大企業ならこうした作業は機械化しているのでしょうが、モクモクくらいの中小企業では機械を入れるほどの資金も場所もないのでしょう。実際に倉庫内の作業台はホームセンターで売っている金属パイプで組んで、ベニヤ板を天板として載せただけというような簡易(粗末?)なもの。

こうした単純作業もモクモクには欠かせないものです。

午後はシール貼りをしばらくした後、発送する荷物の箱詰め作業。箱ができた端から運送屋さんが持って行きます。

といういわけで、今日も作業中の写真はないので晩御飯をご紹介。
今日も残り物でしたが、なかなか豪華です。
IMGP0614.jpg

明日はモクモク休園日なので県内にあるモクモク直営レストランの見学に行ってきます。

拍手[0回]

開国フォーラムに関する新聞記事

以下、朝日のHPから。

政府はTPPについてよくわかっていないのですね。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201102260575.html


TPP機運に失速感 賛成派も説明歯切れ悪く

2011年2月27日1時47分

 

 環太平洋経済連携協定(TPP)への参加をめぐり、菅政権内の機運が急速にしぼんでいる。政府は26日、市民向けのシンポジウム「開国フォーラム」を開 いたが、あいまいな説明に終始。反対派の民主党議員が、この日に集会をぶつけるなど、看板政策の失速が鮮明になってきた。

 政府はTPP交渉に入るかどうかを6月に判断する。開国フォーラムは、交渉参加に向けた世論を盛り上げるのがねらいで、3月下旬まで全国9都市で開く。この日、さいたま市で開いた会合は、その1回目。

 会合の冒頭、玄葉光一郎国家戦略相は「アジア太平洋の活力を取り込むのが、日本の経済成長に不可欠だ」とあいさつした。政府が選んだ学者や経済人などパ ネリスト5人のうち、4人は「開国」に理解を示す人たち。TPP参加は「日本経済再生の契機になる」「(関税がなくなり)質のいいものがリーズナブルに買 えるようになる」などと主張した。

 だが、賛成派の勢いがあったのはここまで。一般参加者との質疑で、「農業以外でどういう影響があるのか」「中国や韓国が入らないTPPに参加して、アジ アの成長を取り込めるのか」などと問われると、政府側の歯切れは途端に悪くなった。玄葉氏は「参加するかどうかは、まだ分からない。いまは交渉参加前の段 階なので、本物の情報が得にくい」と、明確に答えることができなかった。

 昨年11月に閣議決定した政府の経済連携についての基本方針では、交渉参加の明記を見送り、判断のための「情報収集」にとどめた。だが、方針が定まらな い日本に、交渉の詳細な中身を教えてくれる国はない。このため、国民に十分な説明ができず、参加の判断がさらに難しくなるという自縄自縛に陥っている。

 玄葉氏は、関税の原則撤廃をめざすTPPではなく、例外品目を設けやすい二国間の経済連携協定(EPA)だけを進めるのも「ひとつの考え方かもしれな い」と発言。TPP参加は「歴史の必然」といっていた海江田万里経済産業相も最近、農林水産省にゲタを預け、TPPが日本の国益に沿わなければ「名誉ある 撤退」もありうると話すようになった。

 推進派が失速する一方、勢いを増すのが反対派だ。民主党の山田正彦前農水相ら与野党の議員180人でつくる反対派の組織が中心となって、この日、甲府市 で「TPPを考える国民会議」の対話集会を開催。山田氏は「(TPPは)国民投票にかける必要があるぐらいの国の形が変わる話だ」と強調した。

 集会の特徴は、農業団体にとどまらず、TPPにともなう規制緩和で医療分野に外資が参入することを懸念する日本医師会や日本歯科医師会などにも声をかけ たこと。非関税分野の関係者も巻き込んで反対の輪を広げようというのがねらいで、集会には医療関係者を含め、150人が集まった。今後も開国フォーラムに 対抗して、全国で草の根的に会合を開いていくという。

 

拍手[0回]

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

 

フリーエリア

【東日本大震災関連リンク】
政府救援情報のポータルサイト
Yahoo 救援総合サイト
支援団体ネットワーク
避難生活アイデア集
【東電原発事故関連リンク】
全国の放射能濃度
放射能濃度の可視化
福島第一原発の状況(原産協会)
首相官邸


 

最新CM

[10/16 ブログ主]
[12/28 ブログ主]
[12/28 ブログ主]
[03/27 しょう]
[02/03 ミノムシ]

 

プロフィール

HN:
風見ふう
性別:
非公開
自己紹介:

 

ブログ内検索

 

カウンター

 

アクセス解析