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日々の記録をば。
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《パネルディスカッション》
「地域力・人間力がビジネスを創る ~コミュニティビジネスの魅力~」
パネラー
栗谷川 柳子 氏 (ノースビレッジ農園合同会社 代表)
町田 直子 氏 (特定非営利活動法人ACTY 理事長)
下田 尚子 氏(nagisa cafe フードクリニック 主宰)
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まず全体の話。
今回のフォーラムはコミュニティビジネスがテーマ。
コミュニティビジネスとはなにか?
これについては、フォーラムの中では特に言及されなかった。
もっともコミュニティビジネスについての定まった定義などないから
主催者の意図としては、とりあえずそうしたお堅い話は不要ということなのだろう。
実際にビジネスに取り組んでいるパネラーの人たちの事例を聞くと、
コミュニティビジネスをやろうとして始めたのではなく、
やろうとしたこと、やっていることにコミュニティビジネスっぽい要素があった、
というようなことらしい。そういう印象を受ける。
だいたいビジネスにコミュニティという言葉がつく時点で、
言語矛盾のような感じもあるのだが、
それはまた別にいつか書くかもしれないということにして詮索はやめにする。
基調講演をした大谷氏は、インフォプラント(現ヤフーバリューインサイト)創業者。
※http://www.cheers.ne.jp/entrenet/interview/043.html
「地域からでっかい逆転ホームランを打ちたい」という夢を抱えて八戸に戻ってきて、
地域の活性化に取り組んでいるよう。
大谷氏はこれまでの地域活性は、外部環境に左右される企業誘致や実際の
行動に移さない勉強会ばかりだとし、これからは豊富な地域資源を活かした
ベンチャーが必要と思い至る。
それで10年間で八戸地域から100人の起業家を生むことを目標に、
2009年春から起業家育成の講座を開講。
ちなみにこの講座は既に3期まで終わり、9人が起業したらしい。
大事なことは
①生活・起業コストが安い、
②ワークライフバランスがとりやすい(=仕事と暮らしが両立しやすい)
③メディア戦略がしやすい=地元紙などの地域メディアを活用しやすい、
④手付かずの地域資源が多い
といった地方の優位性を活かすこと。
その上でコミュニティビジネスを成功させるには
①ソーシャルキャピタルとソーシャルメディアを上手に使いこなして
②地域のエネルギーと地域外のご当地出身者らのエネルギーを引き出し、
③今までは単体では成立しえなかったものをつないだり、組み合わせたりする
ことが大事だという。
そして今、必要なものは、まずは自信と勇気。
そしてCSA(Connect, Share, Act)。
「挑戦する権利と失敗する自由」を持とうじゃないか、というような話だった。
U-stに動画あり。
以下では基調講演部分だけ紹介。
はちのへコミュニティビジネスフォーラム2010(その1)
はちのへコミュニティビジネスフォーラム2010(その2)
パネルディスカッションは、各自の活動紹介でほぼ時間がとられ、
ディスカッションにならず。
ACTYと農園は、いずれもパネリストの前職のキャリアがキーポイントになっているように見えた。
フードクリニックは、やってみたらあちこちに広がったという印象。
それにしてもACTYと聞くと軽トラ(ホンダの商品名)を思い浮かべてしまうなぁ。
2010年11月13日記