働き盛りの半数近く「やりがい感じられない」
8月13日 12時52分
働き盛りの半数近く「やりがい感じられない」
働き盛りの30代や40代で「仕事にやりがいを感じられない」という人が半数近くに上り、ほかの世代より割合が高いことが東京の社団法人の調査で分かりました。
「収入の伸び悩みなどがやりがいの低下につながっている」と分析しています。
これは、企業に関する調査や研修を行っている社団法人「日本能率協会」が、仕事への意識を分析するため、ことし6月に行ったもので、正社員や非正規労働者、合わせて1000人が回答しました。
この中で「仕事にやりがいを感じない」と答えた人は全体の41.6%でしたが、年齢層別に見ると30代で46.6%、40代で45.2%とほかの世代より4ポイントから5ポイント高くなっています。
「収入に不満がある」と答えた人は30代で76.9%、40代で72.3%で、こちらもほかの世代より高く、協会では、収入の伸び悩みがやりがいの低下につながっているとみています。
このほか「現在の仕事は自分の能力を発揮できていない」と答えた人も、30代で46.2%、40代で51.5%を占め、組織の中核を担う世代が課題を抱えている様子がうかがえます。
日本能率協会は「企業の競争力を高めるためには、30代、40代の活躍が不可欠で、会社側は危機感を持って賃金や評価制度の見直しなどに取り組む必要がある」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130813/k10013744971000.html[0回]
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