今日は引越し日ということで、朝はゆっくり。
食事担当の私は朝・昼ぶんを6時半から起きて作る。
引っ越し祝いということで、自分たちで栽培した小豆を使って
赤飯を炊きました。
朝食後、第二弾の引越し作業。
今日で借りていたアパートを出ないといけないため、
隅々まで片付けます。
この間、大方運んだからすぐに終わるかと思いきや
意外に時間がかかり、終わったのは12時頃。
お昼ごはんは新居で。
ぜんぜん荷物を片付けていないのでこんな状態。↓
↑このスペースに三人で寝ます。
部屋は10畳と6畳あるんですが・・・。
午後は地元東北町のまちづくりのNPOアルキメデスが主催する
地域力結集フォーラムに参加。
会場は地元の古い民家を移築した「まなか」という建物でした。
※NPOアルキメデス関連記事
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2010/necchuu/necchuu11.htm
畳の部屋にぼくらも含め80人ほどの観客が並びました。
講演者は青森最北端=本州最北端のまち大間町でまちづくりに取り組んでいる
島康子さんです。
島さんは「まちおこしゲリラ集団・あおぞら組」というグループを立ち上げ、
大間町を一流の田舎にしようとさまざまな取り組みを展開してきたそうです。
※あおぞら組HP:
http://www.oma-aozora.jp/
自作のTシャツにほっかぶり姿で現れた島さん。
活動のきっかけ、経緯、自分たちの行動原則などについて、ときには観客を笑わせながら、ときにはしんみりとさせながら話を展開していきました。
2000年からまちを元気にすることに取り組んできた島さん。
自分たちがやってきた活動を振り返ると次の3つが活動のポイントだったといいます。
1つは、まず行動すること。「理屈こねる前に行動しろ」ということ。
2つ目には、まきこむこと。「人の心に火をつける」ことが大事だといいます。
3つ目には、情報を発信すること。「いいことは人の見えるところでやりましょう。」
「外への情報発信は内(=地元)を元気にする。」と島さんは言います。
このフォーラムのサブタイトルは
「楽しむことで見えてくるまちづくりの可能性」だったのですが、島さんたちはとにかく自分たちがやってみたいこと、おもしろそうなことをゲリラ的にやってきたそうです。とにかく自分も楽しんで、人も楽しませる。
島さんの話には「この変な人が・・・」とか「おかしい人」とか「アホ」という言葉が頻繁に出ます。もちろんそれは肯定的に使っているのですが、こうした変になること、アホになることが、これまたポイントの一つだと島さんは言います。
それを次のような言葉で表現していました。
「アホは、わかりやすい
アホは、ひたむき
アホは、すがすがしい
だから
伝わりやすい!
つぶされない!
徹底的にやるとかっこいい(?)」
このへんの言葉遣いはてんつくマンと共通していますね。
※てんつくマンHP:
http://www.tentsuku.com/home.shtml
オーマの休日のポスターもなかなか。
なかなか面白いフォーラムでした。
※関連記事
読売新聞「仕掛け人たち」 ←島さんの経歴詳しい
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shikakenin/sh20080112.htm
地域・産業活性化事例データベース ←活動の経緯が詳しい
NO:0606 大間町「まちおこしゲリラ集団・あおぞら組」
http://www.jirei-giac.jp/top_main.php?id=66
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転載:東奥こども新聞 2002年1月28日(月) 第6号
http://www.toonippo.co.jp/kodomo/kodomono6/10/shimasan.html
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大間町活性化にがんばる島さん |
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【大間町大間小五年・横山幸花】昨年、青森市で開かれたタウンミーティングの中で「ふるさとを一流の田舎にしたい」と発言し、小泉首相を感激させたことで全国的な話題になった大間町の島康子さん。青空組を結成し、インターネットなどで町をアピールしたり、まぐろ祭りなどのイベントを行うなど、町を元気にするため一生けん命がんばっている。
島さんは、中学まで大間町ですごし、高校、大学、しゅう職-と都会での生活を十七年間経験し、家業をつぐために四年前、町にUターンしてきた。
子供のころ「こんな大田舎」と思っていた町も、都会生活を経験してからあらためて生活してみると、見るもの聞くものすべてがおもしろい。「だれかにこのおもしろさを話したい!伝えたい!」と思って始めたのが、インターネットを使った大間町からの情ほう発信(http://www.jomon.ne.jp/~namanama/)だった。
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島 康子さん |
島さんと同じことを考えていた人たちが、島さんを中心に集まり、青空組を結成した。そして本格的にホームページで町のPR活動が始まった。
島さんは、サービス精神たっぷり。青空組の仲間とともにフェリーの船つき場で、大漁旗をふってフェリーの乗客を送迎したり、有名になった“大間のマグロ”をメーンにしてのイベントを開くなど、とにかく町を元気にしている。
島さんは言う。「ホームページを見た人から『大間弁を読んだら涙が出るくらいなつかしくなった』とか『がんばれよ!』とか、たくさんのメールがくる。また大間町に住んでいる人たちから『大間は変わってきたのー』と声をかけてもらうと、よっしゃ、と百倍の力が出てくる。それから、おじいさんたちが荒波に向かってマグロをとりに行く姿、これもまた、負けていられねえ、というパワーの源になる」
Uターンしたころ、町になじめず一人ういたらどうしよう、と不安をいだいていたという島さんは、今ではすっかり町のリーダー的存在だ。
タウンミーティングでの“一流の田舎”発言については「都会の人のまねをするのではなく、田舎にしかない、大間にしかない個性が光っている方がすばらしいと思う。だから、みんなで大間の個性を大切にしてみがきをかけていけば、一流の田舎になるんじゃないかと思う」と発言した理由を話してくれた。
※写真は大漁旗を手に、フェリーの客を出迎える青空組の仲間たち |
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2010.10.31
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